女の子の行方

私が前の会社で異常に同性同僚に気を使ったのは何故か？学生時代は気が合う友人達とつるみ、他のグループからバカにされようが知ったこっちゃないと思ってました。けれど会社ではもうグループメンバーの一員となってました。でもここは会社、仕事さえしていたらあとは放っておいて欲しかった。が、ここに女連合の静かなルール「みんな一緒に仲良く」が発令されたのです。そんなの無視して1人で行動すれば良かったんです！だってあたしもう50近いんですよ⁉︎だけどここで私の「みんなに沿う」サービス精神発動。ほどほどにするつもりが密室で5名の固定メンバー、なかなか厳しかった…世間話しは楽しいし、悪い人達では無いんです。でも私は1人でいたい時があり、みんなもガマンしてるんだろうな、と思う訳です。

昔からそうなんですけど、男には嫌われても良いという気持ちから、リラックスして接することができるんですね。でも女には嫌われるのが怖い。これは幼稚園から身についたものだと思うんです。私は母の世間から外れるな、という教えがとにかくイヤで、母には逆らってきましたが自分でも怖いんです、世間ではなく女から外れるのが。

でも嫌われても良いと思って接するとリラックスできるのなら、女にも嫌われても良いと思って接するのが良いですよね。嫌われるのが怖いの裏には、恐らく友人が欲しいというココロがあったからなんです。年齢を重ねると分かる、友人の作りにくさ。

それも諦めました。会社では「知り合い」しかできないんです。ハジも考えもさらけ出して、ぶつかってそれでも良いと言ってくれるのが私にとっての友人です。そうカンタンにお昼一緒に食べて、グチ言ってるだけでは友人ではない。それでも一緒にいる縁があるならそれで良いし、いなくてもどってことない。

私はそういう女の子なんです。