姐さんと呼ばせてください!

女優さん好きな私が姐さんと呼びたい方々への一方的なファンレターを書いています

グロリア姐さん(ジーナ・ローランズ)

第1回目の姐さんは、この方以外にいません。映画「グロリア」よりジーナ・ローランズ姐さんです。

ずっと昔に中野翠さんが書いたグロリアについての批評を読んで、これは見たい!と思ってました。それまで女が活躍する銃撃戦って、スターウォーズレイア姫がジャバダハットにとらわれた時のスケスケ衣装とか、ガーターベルトに仕込んでた銃を男性の股間にあてたりとか、そいうものしか印象が無かった。けれどグロリアは銃を撃ちまくる!しかも一人で!かつ子供が嫌い!そして中年!で、あまりにも見たくて資料を読みすぎて、すでに見た気になってしまいました。基本的に銃撃戦が嫌いな私。応援している人とかが傷付くのを見ているのがつらくて…。だから最終的にはグロリアは死なないと分かっていたけれど、心のしおりに挟んだまま時は過ぎていったのでした。

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で見ました。もうね、美魔女、はぁ??熟女、はぁ??そんな愚かな考えはグロリア姐さんのヒールに踏まれてしまえ!!

 姐さんは男性に媚びないし、また助けに来る男性もいない。色気がないからだろうって?いや違う。姐さんは極上の女です!いくら昔の男だからって単身マフィアに乗り込むその心意気。しかも誰にも相談しない。えーん、私って孤独なの、どうしよう、男がいなくて寂しいのなんて屁のカッパ。弱みを一切見せない。そして友人から預かった子供に対するあふれ出す愛情は、隠さない。見せかけの母性じゃない、だから信じられる。優しい顔して鬼のような人間を姐さんは知っているのだ、いやそれが世間というもの。だからこそ、このピストルを持ったマリアはこの少年を救えたのだ。グロリア姐さんのシワが美しい。姐さんの落ちかけのマニキュアが美しい。姐さんのふくらはぎが美しい。そして姐さんの魂が美しい。

ジーナ・ローランズさんは監督である夫の作品にもいくつか出ていて、演技がどうのと語る以前に、そういうことができる女であるということが、うぬぼれたヘドロの心を持つ私の心をムチ打ちます。あぁ、ジーナ・ローランズ、グロリア姐さんと呼ばせてください!!