グレーゾーンをいかに泳ぐか

雨宮まみさん

｢仕事が続かない欠陥人間｣ 雨宮まみの“穴の底でお待ちしています” 第17回 | 恋愛×占い「cocoloni PROLO」

相手のことを多面的に見て回答されていて、そうだなと素直に思えました。特に“かっこいいことの裏側には、たくさんのかっこ悪さがありますし、誰かの期待に添うことには、いくつもの負担や犠牲があります。そして、「仕事が大好き！」 と「あきらめている」の間にこそ、複雑で豊かなものがある、と私は思っています。好きだけどつらいとか、しんどいけどこの瞬間のために生きていると思える とか、そういうやつはみんな、その間に存在しています。そのわけのわからない複雑さの中に、本当の理想や現実があるのではないでしょうか。”が好きです。

おそらくみんな理想と諦めというグレーゾーンを泳いでいて、途中で足がつったり溺れたりで諦める人、決められた地点まで泳ぎ切れる人と様々なんだと思います。でも共通なのは私たちは旅人であって、レーサーではないということ。旅人だから順位は無いのです。死というゴールが誰にでもあって、それまでは各自の旅。

昨日は仕事の検索をして、改めて私は働きたくは無いし、やりたいことも無いと思いました。そういう事実を今までは無視していたのだけれど、そういう気持ちが素直に出てきました。それでも私の旅は続く。泳いで歩いていかなければならないのなら、荷物は軽いほうが良いですよね。自分や相手のバツよりもマルを見つけて、嫌な気持ちは捨てていこうと思います。後ろを見ながら進むより、前をみて進む方が楽だもの。

雨宮さんの著作は「女子をこじらせて」を読みました。Amazon.co.jp： 女子をこじらせて: 雨宮 まみ: 本

自分に立ち向かうという作業を、熱くそして冷静に行われています。リボンの騎士を思い出しました。私の勝手な心の応援者です。