姐さんと呼ばせてください!

女優さん好きな私が姐さんと呼びたい方々への一方的なファンレターを書いています

パム・グリア姐さん(ジャッキー・ブラウン)

私はドンパチ映画が苦手です。だから面白いと言われているタランティーノ映画も見ることができず我慢していました。が。このジャッキー・ブラウンは見に行ってしまったのであった。それは私が映画の宣伝でジャッキーに惚れてしまったからだ!頭が良くて年齢が高くて美人なんて、外してたまるか。

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もう最高にパムが素敵で!体系がボリューミーなんだけど、それが良い。ジャッキーが着こなす黒スーツに赤ワンピの迫力。足に隙間があるダイエット女には一生手に入るまい。腹に段がある私にも手に入らないが。

いやいや本当にいい女。いつも冷静で物事を俯瞰で見てるのね。欲に走るんだけど冷静なんだな。だから手に入れた金も計算してバカ使いせず、安定して過ごすんだろうな。感心したのは男性といる時のスキの見せ方。使い分けてるんだけど嫌味じゃないし、弱み見せない、でも堅くない。なんつうか一人で生きてる人なんだよね。そこにすっごい色気を感じる。ラストシーンのキスも溺れないし、彼女を見送ることを決断できる、冷静な相手を選択できてしまうジャッキーの哀しい賢さ。タランティーノ、ありがとう!!

シガニー・ウィバー姐さん

昔仕事に行き詰まってしまった時に、一人で映画に行ったことがありました。二本連チャンで見たタイトルは「ジャッキー・ブラウン」と「エイリアン」。もう戦う姐さん達を見て自分を励まそうという気持ちがあふれています。私は人が殺される映像が苦手なのですが、「ジャッキー・ブラウン」は軽めで大丈夫だったのですが、「エイリアン」はほとんど目を閉じてました…だから姐さんを見たという感じがしないのです。

で「お!」と姐さんを感じたのは「ワーキング・ガール」。

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はっきり言って悪役です。なんでこんな役を?と当時は思いました。でも頭が良くてセクシーじゃないところがピッタリで!嫌な上司なんだけど、こんな役をやれる彼女ってすごいな!と思いました。余裕を感じました。そして「宇宙人ポール」。

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確信犯でした、姐さん。

人生楽しんでる?あたしはこんなに楽しんでるわよ!人生短いわよ。他人からどう思われるかなんてビビってんじゃないわよ!楽しんじゃえばいいのよ!!と姐さんからのメッセージを宇宙交信しました。もうね、ドレスアップしてるんだけどちっとも綺麗じゃない、けど人間としてすんごい魅力を感じました。最後に生き残る女だなと思いました。映画では死んでるけど、いやいや。姐さんは死んでいない。きっと。

グロリア姐さん(ジーナ・ローランズ)

第1回目の姐さんは、この方以外にいません。映画「グロリア」よりジーナ・ローランズ姐さんです。

ずっと昔に中野翠さんが書いたグロリアについての批評を読んで、これは見たい!と思ってました。それまで女が活躍する銃撃戦って、スターウォーズレイア姫がジャバダハットにとらわれた時のスケスケ衣装とか、ガーターベルトに仕込んでた銃を男性の股間にあてたりとか、そいうものしか印象が無かった。けれどグロリアは銃を撃ちまくる!しかも一人で!かつ子供が嫌い!そして中年!で、あまりにも見たくて資料を読みすぎて、すでに見た気になってしまいました。基本的に銃撃戦が嫌いな私。応援している人とかが傷付くのを見ているのがつらくて…。だから最終的にはグロリアは死なないと分かっていたけれど、心のしおりに挟んだまま時は過ぎていったのでした。

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で見ました。もうね、美魔女、はぁ??熟女、はぁ??そんな愚かな考えはグロリア姐さんのヒールに踏まれてしまえ!!

 姐さんは男性に媚びないし、また助けに来る男性もいない。色気がないからだろうって?いや違う。姐さんは極上の女です!いくら昔の男だからって単身マフィアに乗り込むその心意気。しかも誰にも相談しない。えーん、私って孤独なの、どうしよう、男がいなくて寂しいのなんて屁のカッパ。弱みを一切見せない。そして友人から預かった子供に対するあふれ出す愛情は、隠さない。見せかけの母性じゃない、だから信じられる。優しい顔して鬼のような人間を姐さんは知っているのだ、いやそれが世間というもの。だからこそ、このピストルを持ったマリアはこの少年を救えたのだ。グロリア姐さんのシワが美しい。姐さんの落ちかけのマニキュアが美しい。姐さんのふくらはぎが美しい。そして姐さんの魂が美しい。

ジーナ・ローランズさんは監督である夫の作品にもいくつか出ていて、演技がどうのと語る以前に、そういうことができる女であるということが、うぬぼれたヘドロの心を持つ私の心をムチ打ちます。あぁ、ジーナ・ローランズ、グロリア姐さんと呼ばせてください!!

タイトルを変えました

仕事はまだ決まってません。けれど何件か面接に行くことができ、そこでいろんな人に会うことができました。占い師に「何か好きなことをみつけなさい」と言われて探しましたが、仕事につながることで好きなことなんて…無理にこじつけてみつけようとしましたが、あたしゃ仕事嫌いだということが判明。今までがんばってきたのは、仕事を通して自分のアイデンティティというやつを誇示したかっただけなんです。あたしゃここにいるよ!こんな仕事をしているの!と人に言えるような仕事しかしないわよ!!!!

…アホでんがな。こんな心持では仕事なんか続かない。もし続けていたとしても、周りや自分を傷つけて、どす黒いヘドロ人間になってたでしょう。いや違う、なんか違うと思い自分のヘドロに気が付かずに転職を重ねていきましたが、そのきっかけは「人」。あぁ素敵だなぁと思える人に会うたびに、落ち込みました。自分と比べて。なんで私はあの人になれないのか!?ノイローゼです。

で自分がアホだと思えるのと同時に、もう「素敵なあの人」になるのは辞めようと思いました。代わりに焦がれる思いを語っていけばいいじゃない!という着地になりました。今は。自分がなりたい女性へのラブレターを書いていこうと思います。ノイローゼ治療ですね。よろしくお願いします。

ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン

自分が落ち込んで本当にどん底だと思った時に見ようと決めていた。そして昨日、やりたい仕事(かつ自分は受かるだろうと決めていた)にどうやら落ちたということが分かり、占いでは「今が絶好調!なんでもトライ」と書いてあったが外に出て人に会って買い物してお金払って家に帰ってくるのを想像しただけで嫌になり、家にこもる。そして録画しておいたやつを見た。

主人公クリステン・ウィグのギャグに笑う自分の声が部屋にこだまして、あれ?自分ってこういう風に笑うんだっけ?と思った。そう、私、ヤケにってる。ゲラゲラ笑いながら主人公に思いを寄せる性格が良い男性出現。本当にドン底ならこういうのはいらいよ!と思った。けどさ…そう思う自分は主人公同様に男に依存しているということに気が付いた。もっと言えば私は何かに依存したくて、でも依存するのが許せなくて何か訳分からない状態になっている。仕事があれば自立していると言えるの?どういう状態なら自立しているといえるのか?こんなに依存にこだわるのは母親に甘えられなかったから?
主人公とセレブ妻ヘレンとの対立は、たぶん人って自分と似た人が嫌なのよね。二人の共通点はむきになりやすく自分に自信が無いところ。要は幼いのよね。他の3人はリングに上がってこなかったもの。あと新婦のリリアンに対して、それほど思い入れが無かったのかも。ヘレンはリリアンを手に入れたかったのよ、そして主人公はリリアンを失いたくなかった。
そしてこの映画の核シーン、メーガン。 私はなんでこういうことを友人にしてあげられなかったのか。メーガンが主人公を叩く時、私もバーチャルで叩かれました。そう、人生は痛い。やれれたら、その痛みをエネルギーに変えて立ち向かうんだ。自分を可哀想なんて思っちゃいけない。思われるのもイヤ。それが生きてるってことなんだ。ちきしょう!

  • ヘレンとアニーの車での会話、グッときました。やっぱり素直に勝る武器なし。
    クリステン・ウィグの飛行機、シャワーでの暴れ、アニーと車のギャグ盛り、うらやましかったぜ!
  • メーガン、最後の介添ドレス姿、すっごい綺麗だった!
  • リタのような男の子3人ママは会ったことあるが、ここまで笑わせてくれたママはいない。それは私の聞き出す力が不足しているということか。いつか会いたい。
  • リタとベッカが飛行機でチュー。言えなかったことを他人に言えて、しかも分かってくれた時、私もチューしたくなる。チューは男とだけするもんではない。

カメレオンマン

ウッディ・アレンにカメレオンマンという映画がある。周囲にカメレオンのように同化してしまう男の話で、七変化する。周囲に同化したいというのは、すごくわかる。女子アナになれれば、私も女子アナのように可愛く誰からも愛される女性になれるのでは?と思ったし、一流企業に入れれば、私もバリバリ仕事ができて尊敬されると思ってた。同化したい=自分の居場所が欲しいということ。でも実際は一流どころか中小の会社にお情けで拾ってもらったのに、環境が悪い働いている人が悪いと、同化できずにいる自分はイライラして、また他の場所を探し歩いた。自分の居場所を。

今思うのは、同化するのは身を守るためでそこに同化していれば良く、心は自分オンリーの誰との比較でもないものを持って、そう、それを守るために同化するのであって、そうであればそれで良いのだ。それがカメレオンマンなんだなと思った。その同化した外見と心の境界をうまく持っていれば、これからは大丈夫なのではないだろうか。生きる術として。そして時々、同化しない外見と己のハートをむきだしにできる時や場所があれば良いのだ。

仕事に対する揺れをタロットで見てみる

派遣会社によってはエントリーNGでも連絡しない会社ってあるんですね。それだけ厳しいのでしょう。さて、タロットはそう何回も同じ質問をしてはいけないものですが、もうこの二か月間しまくりました。理由は新しいカードを買ったことと、自分でもどうしたら良いものか分からなくなったから。そういう時はじっと考えるのが良いのだと思いますが、仕事の案件が増えるこの季節、自分だけ出遅れたくないというあさましい気持ちからエントリーしてしまったり。まぁここでちょっと整理するために見直してみたら…以外にも悪いカードは無いんです。でもあまりにも決まらないから占ってしまったのかも。タロットもカードの種類はちがえど「いいかげんにしろ」という空気があります。けれどカードを変えたって出てきてくれるカードにはそれなりに意味があることを信じて。答えは春の訪れはもうすぐ、かな。